約20年前、ワーキングホリデーで2年間オーストラリアに滞在しました。
コロナが明けて、これから海外へ渡航予定の方も多いと思います。
記憶を掘り起こし、滞在時の出来事を綴って参りますので、ご参考になれば幸いです。
海外渡航のキッカケ
私は、もともと英語が好きで、高校ではオーストラリアに短期留学、短大も英語科を卒業し、
卒業後の就職先も、英語を話す機会を増やしたいがために、空港での販売職を選びました。
そこでは、約5年ほど働きましたが、期待するほど英語を話すチャンスはなく、
考えた結果的、実際に海外へ行ってしまった方が身につくのでは?
と思い、一度渡航経験のある、オーストラリアのシドニーにワーキングホリデービザで1年間滞在する事に決めたのです。
今となっては、理解してくれた両親に感謝しています。
色々と不安もありましたが、大泣きの出発を乗り越え、オーストラリアでの生活が始まりました。
ワーキングホリデーの流れ
英語については、好きというだけで、日常会話もままならぬレベルだったため、日本のエージェントを介して、
3ヶ月のホームステイと並行して、シドニーの語学学校へ入学。
4ヶ月目以降は、自分でシェアハウスなどを探し、バイトも見つけて生計を立てて暮らすという流れです。
当時お世話になったエージェント
ISES (アイゼス)
http://www.ises.jp/
日本のエージェントが提携をしているシドニーのエージェントがあり、問題などがあるといつでも相談に乗ってくれます。
私の場合は、3ヶ月間、学校が終わった後に立ち寄り、色々と情報を得ていました。
初めての長期ホームステイと、1人で日本を出ての新しい生活など、分からない間にストレスが溜まったりもするでしょう。
こういった場所を有効活用して、情報の取得や日々を楽しく過ごせるように動く事も大事です。
ホームステイ先は、シティーから離れているため、バスでの移動となります。
随時ホームステイの受け入れをしている、オーストラリア人のお父さんと、タイ人のお母さん、
2人の子供がいる家族にお世話になり、
特に問題などもなく、楽しく過ごしました。
あまり環境の良くない家族にあったってしまった人は、食事がいつも人参1本のみだったりと、
嘘みたいな本当の話も聞きました。。。
もし、そういった状況に遭遇してしまった場合にも、エージェントがホームステイ先を変更したりと、
対応してくれます。
学校はというと、レベル別のクラスに分かれており、韓国人・日本人・ブラジル人などがいました。
そこでの学びが役にたったかというと疑問ですが、英語を話す機会が増えるので、そういった面ではプラスだったと思います。
私のこだわりポイントとしては、せっかく英語を学びに行ってるんだから、他の国の人との交流を重視しようと決めていました。
どうしても日本語を話さなくてはいけない状況になったら、英語で話してもらうように頼みました。
現実問題、日本人同士で仲良くなって日本語を話し、住まいも一緒にシェアして暮らして、
日本に居るのと何ら変わりない生活を送っている人たちも見てきたので、余計です。
もともと父親には、英語を話して何がしたいのかの目的がないと、渡航は賛成できない。と言われていました。
結局、目的は見つからない状態での渡航となったため、少し気が重たいままの渡航でした。
でも、こういった日本人を見ていると、信じられないって思ってしまう自分もいて。。。
今思うと、ワーキングホリデーという名前にもある通り、
ホリデーという感覚で来ている人も少なくないんだろうと理解しております。
現に、留学経験者より、ワーホリ経験者は、勉強面では軽くみられますものね。。。
当たり前のことかもしれませんが。。。
初めてのシェアハウスとバイト生活
ホームステイ終了後、最初に選んだシェアハウスは、日本人女性と中国人男性の3人でのシェアルーム。
結局日本人と住んどるやーんと思われた方、すみません^^;
苦渋の決断で決めましたが、日本人女性がいる場所にしたのは、人生で初めてのシェアハウスで安心だと思った点です。
その女性はシドニー歴が長かったので、初日の段階で、勉強したいから英語で話して欲しいとお願いしました。
1,2ヶ月住んでいると、もう一人の同居人が、なんだかおかしいことに気付きました。。。
今考えると、まあまあのセクハラおじさんだったので、早々に引っ越す流れとなりました。
最初のバイトは、韓国焼き肉店。
家の近くにあった記憶があります。
お皿洗い・オーダー・サーブ・デザート作りなどを担当、まかないを食べて、
焼き肉の匂いをまとったまま帰宅といった流れです。
ただ、引越し先が離れた場所となったため、引越しと同時に焼肉屋さんも辞めました。
当時よく見ていたシェアハウスサイト
Gumtree
https://www.gumtree.com.au/s-flatshare-houseshare/sydney/c18294l3003435
予想だにしなかった農家生活への決意
ある時、友人から、農家で働くと、もう1年ワーキングホリデーが延長できるらしいという情報が入ってきました。
なんとも魅力的な!!
数ヶ月過ごしたシドニー生活ですが、色々ありながらも、とても自分に合っていて、
1年じゃ足りないなと思っていた矢先の出来事でした。
調べに調べたところ、ワーキングホリデーの期間内に、オーストラリアが国で定めた職業で3ヶ月間働いた証明があれば、
1年の延長が可能とのことでした。
その職業とは、食物の生産・家畜の飼育・果物の収穫など、ファームでの仕事から、
樹木の栽培や伐採などの林業や漁業にいたるまで様々。
中でも、未経験でも働ける果物の収穫が人気のようで、私もそれに便乗することに決めました。
シドニーの郊外、バンダバーグという場所に行先を決めて、お仕事を紹介してくれるバックパッカーと飛行機を予約。
出発日までは、シティーのバックパッカーでシェアルームを選び過ごします。
シティーの日本食レストランで仕事を始めていた私は、それまでバイトに勤しみました。
続きは、次の投稿で。